人気ブログランキング | 話題のタグを見る

映画「八犬伝」鑑賞。

映画「八犬伝」鑑賞。_c0017651_21573145.jpg
 山田風太郎の原作(朝日新聞社版)を読んだ事があって、かねがね“NHK大河ドラマか正月時代劇でやって欲しい”と思っていた作品が映画化されたと知って公開初日に近くの映画館へ。



映画「八犬伝」鑑賞。_c0017651_21585056.png
 映画は江戸後期の戯作者・滝沢(曲亭)馬琴の半生を描く「実の世界」と劇中劇で馬琴の代表作・南総里見八犬伝が「虚の世界」としてパラレル進行してゆく構成。

 虚の世界(南総里見八犬伝)は98巻106冊に及ぶ大長編伝奇小説なので作中かなり設定変更&端折られていていたが「ダイジェスト版」としては楽しめた。

 実の世界がしっとりした江戸情緒溢れる世界観の中描かれるのに対して虚の世界は登場人物の衣装の色遣いがド派手で、東宝特撮映画と見紛うほどのVFXの駆使、大げさな芝居と台詞回しで「これはフィクション、ファンタジーなんだ」と思わせる為の演出と解釈。

 晩年白内障により両目を失明した馬琴のアシスタントとして息子の嫁・お路が口述筆記を申し出て八犬伝を完結させるくだりは史実なだけに感動的。ひらがな位しか読み書き出来ないお路が漢文調で難しい馬琴の文体を写し書きしてゆく過程を思うと泣けてくる。
 (故・永井路子も新潮文庫「日本史にみる女の愛と生き方」でお路に「努力賞」を与えている。)

 公開初日だったためかパンフレットは入手出来た(^^)v。
映画「八犬伝」鑑賞。_c0017651_22001084.jpg
 八犬士の画像入りクリアファイルも同時に購入して帰る(馬琴・北斎・お路verは無かった)。

     ↓気が向いたらどぞ。
        

by tokkey_0524zet | 2024-11-05 22:01 | 映画 | Trackback | Comments(0)
<< 東京六大学野球2024・秋季リ... 東京六大学野球2024・秋季リ... >>